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万絵巻BLOG.

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自分が立つ場所
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    昨日、最終稽古が終わりました。
    …ついにここまで来ました。


    今宵のブログはドクトルがお送りします。
    同期や後輩たちに言いたいことはありますが小屋入りに取っておきます。
    今日は自分の話をします。


    今公演で自分は初めての場所に立つことになります。


    これまで役者としては脇を固めることが多く、
    主役と一緒に舞台を彩り、時には面白いことを
    言って笑いを誘う、それが僕の役者としての立場でした。
    というかいつも自分からそこを狙っていきました。
    それには理由があって、元来僕は主人公より
    その周りのキャラクターに惹かれるタイプです。
    それも結構な色物に。


    話が少し逸れましたがそんな趣向もあって僕は
    ずっとその立場を狙い続け、いくつもの楽しい
    役を演じさせてもらうことができました。
    その一方で主役は自分には縁のないどこか遠い
    場所なのだと、そう思っていました。


    今公演で自分は初めての場所に立つことになります。


    自分よりうまいと思う人など大勢いる、本当に
    自分で良いのかとひどく悩みました。そんなこと、
    一役者が悩むことではないのはわかっています。
    己を信じてただがんばるしかない。
    わかっています。わかっていても寝る前に布団
    の中で一人悶々とすることも多々ありました。
    情けなくしょーもない話です。


    だけどある日、カーテンコールの練習である場所に
    立ってそこからの光景を見た時にそんな悩みは吹き飛びました。
    これだ、これこそがこの場所でがんばった人だけが
    見ることができる光景なのだと。
    万絵巻で四年間過ごしてきて最後の最後にこの場所に
    立てることは本当にありがたく誇らしいことなのだと気づきました。
    そしてこの光景を真っ直ぐ見たい。この場所に
    恥じぬ存在でありたいと強く思いました。
    そう思って今日までがんばってきました。



    この劇は一人の男の復讐劇です。
    しかしあらゆる立場からこの復讐劇を観てほしいなと思います。
    復讐にとり憑かれる者。
    扇動し惑わす者。
    迷い立ち向かう者。
    友を信じ止めようとする者。
    巻き込まれる者。
    利用しようとする者。


    皆それぞれの立場からこの復讐劇に関わっています。
    それぞれの場所が故に見えること、見えないがことあります。
    しかし観客はその全てを観ることができます。
    それも一つの場所です。
    その場所だからこそ観ることができる光景から
    何かを感じとっていただけると幸いです。



    最後にこの劇で僕の好きなセリフがあります。


    どこで生まれたかどこで育ったかそんなことは関係ない。
    私は、私の信じるに足る者を信じる。



    …僕は僕の信じるに足る人たちを信じて本番に望みます。
    自分を信じてくれる人たちに応えるために。
    | 2013graduation | 21:50 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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